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【ご報告】BioJapan 2019にてInnoHubの活動を発信しました! (後編)(更新日:2019年11月7日)

【ご報告】BioJapan 2019にてInnoHubの活動を発信しました! (後編)

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―InnoHubが今後目指すべき姿や、やるべきことについてみなさんはどのように考えられていますか?

【吉川】
今回のように、実際に対面でInnoHubアドバイザー・サポーター団体の方とお会いできると、やり取りできる情報量も違うし、すごく有益だと考えています。
定期的にこういった機会を持てると、InnoHubのネットワークがどんどん濃くなっていって、その先のみなさんのビジネスに活きてくるのではないかと思っています。

【鈴木】
私は、経産省だけではできないことを、民間等のいろんな人の力を借りながら、InnoHubの活動を大きくしていきたい、ヘルスケア産業を育てていきたい、という思いを持っています。
我々としては、みなさんの活動を発信していきたいとも考えていますし、ぜひ皆さんからもたくさんアイディアを頂きたいな、と思っています。文字通りHubとして、我々も走りながら柔軟に考えて進めていきたいと考えています。
実際に、先日、InnoHubサポーター団体のHORBALさんとコラボしてイベントを開催したりもしていますよ。

【清峰】
InnoHubの7月のローンチイベントに参加したのですが、パネルディスカッションに登壇したアドバイザーやサポーター団体のみなさんの熱量が異常に高くて感動したんですよ。
普通であればなかなかアクセスできない方が集まっている場所がInnoHubだと思いますし、なぜ集まっているのかというとやってて面白いからだと思うんです。
こういう場所だと、何かが生まれていくはずだし、走りながら考えることや、そこに関わっていくことが大事だと思っています。
InnoHubはそうなっていくべき組織だと思います。

【西村さん】
我々の反省の意味も込めて、InnoHub内部も含めての課題は、①国際化、と②官庁の縦割りのディスラプション、だと考えています。
例えば今年のWell-aging Society Summitのイベントに海外から参加するスタートアップと付き合っていて思うのが、フットワークの軽さです。
初めて出会ったのがロンドンでも、翌週ドバイに行った後でその翌週にサンフランシスコに行くから、そこでまた会いましょうね、という話になる。
このフットワークの軽さが、最近のスタートアップの世界的な特徴です。
こういったところが日本のスタートアップにはまだなく、もったいないところです。

2点目について、日本のような国民皆保険を維持しているところは世界的に少なくなっているので、維持できていることは素晴らしい。ただ、業界の外から見ると、市場原理が働かず、規制がきつく、取っ掛かりが難しい。
特に官公庁は縦割りで、内部事情がわからないと正しい部署にアクセスするのさえも難しい。
私は、経産省のInnoHubだけでなく、厚労省のMEDISOの立ち上げのお手伝いもしているのですが、課題は“役所が、こういうアクセラレーション・プログラムを窓口にして、庁内に横串しを通してワンストップオールでつながること”だと思います。

【松尾】
官公庁の縦割り解消は、スタートアップの立場としてはぜひ期待したいところです。
経産省なのか厚労省なのか?この話だとどの課なのか?、アクセスすべき窓口がなかなかわかりづらいのですが、“まずはInnoHubに相談してね”、ということなのだと思います。
ただ、スタートアップにとってはそれすらハードルが高いのではないでしょうか。
InnoHubだとこういった相談であれば受け止めていただけるんですよ、ということがあまり表に出ていないのがもったいないと感じています。
ぜひこれらを発信していただいて、よろず相談所的な看板を堂々と標榜していただければ、スタートアップにとっては使いやすくなるのではないでしょうか。

【川舟】
InnoHubをまずは知ってもらう、ということは我々も力を入れておりまして、HPやメールマガジンで発信したり、地域に足を運んで情報発信したり、今回のようなイベントを開催したり・・・、といったことを進めています。
情報発信に関する今後の課題としては、InnoHubから何か成功事例を生み出して、それを発信して、InnoHubを知ってもらうこと・使ってもらうことも大事だと考えています。


【林】
視点が変わりますが、今のInnoHubの取組みは、日本国内に寄っているのかな、という印象です。日本だけで完結させようとするのには限界があるでしょうし、海外の巻き込みも大事になってくるのではないでしょうか。
そのため、海外から日本が魅力的に見えるようにするために、例えば簡単なところで言うと、InnoHubからFacebookで情報発信する、英語で発信する、といったところからでもできると良いのかな、と思っています。

【浜中】
私自身、InnoHubを活用することで、海外に繋がる企業と新たに出会うことができました。
海外でビジネスをしている立場からすると、他の国の人とコミュニケーションができる機会があることは非常に魅力的だ、と思います。InnoHubから海外も視野に入れられるようになると良いなと思います。

―普段から、海外のスタートアップ・企業と関わる機会が多いアドバイザーのみなさんは、どのような取組がポイントとなるとお考えでしょうか?

【清峰】
米国のスタートアップと話をしていると、日本に参入したいけど参入の仕方がわからない、ということは良く聞きます。
そういったスタートアップが誰かと話せるという状況を作り出せるだけでも、意味があるし、その場がInnoHubであるなら、それだけでも価値が十分あると思います。
日本への参入をクリアした場合、次の課題はリソースです。例えばInnoHubサポーター団体が出し手となるのか、はたまた政府が出し手となるのか、いずれにしてもカネの出し手が出てくれば日本が更に魅力的になっていくと思いますし、InnoHubとしてそういった活動をすべきだと思います。

【西村】
医療介護に限っていうと、日本は経験値・歴史・データの蓄積、があるという点で世界に対して先んじていると考えています。
データについて言えば、日本の医療・介護は価格がコントロールされているので、レセプトデータを見ると診療内容の概要までわかります。カルテ情報がなくても分かる情報が多く、使い勝手は大きいはずです。
それから、日本には良い施設・設備があって、トレーニングされた職員が多く、テストベッドとしての価値も大きいはずです。ただ、施設側は忙しいし、そういったやり取りになれていないし、場合によると言語のハードルもあります。
例えば、InnoHubがそういった施設等とネットワークを持ち、新しい技術やサービスを現場に繋ぐところを担っていくことが、これからの課題ではないでしょうか。
また、日本はなんといってもマーケットが小さい。そのため、パイロットを日本でやって、将来は海外に出ていくことを考えることは非常に大事です。
規制がある日本の市場から、市場原理がより強く働く海外の市場にどう出ていくか、そういったことを考える・サポートしていくことも大事でしょう。


いかがでしたでしょうか。  
InnoHubは、ヘルスケアビジネスに関わるワンストップ相談窓口として、あらゆる相談に対してウェルカムですので、まずはご連絡をいただければと思っています。
初年度の今年は、まずはInnoHubを知ってもらうことに重点を置いて活動を進めておりますが、今後は、成功事例を生み出したり、より海外とのつながりを強化したり、といったことをやっていきたい思いです。
皆様のご期待に沿えるよう、InnoHub事務局一同努力していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。