団体概要

ヘルスケアやライフサイエンスに関わるベンチャー企業等の相談窓口です。
研究開発等に長い期間と多額の費用を要することから、
ファンドや民間企業等から資金調達等の適切な支援を受ける環境を整備することが重要です。
そこで、経済産業省では、ベンチャー企業等からの相談をワンストップで受け付ける相談窓口
「Healthcare Innovation Hub(通称:InnoHub)」を設置します。
InnoHubは、ベンチャー企業等の相談を受け付けて
InnoHubアドバイザーやサポーター団体を紹介するだけでなく、
ヘルスケア関連のイベント等と連携し、
相談者やInnoHubアドバイザー、サポーター団体にイベント等の関連情報を提供し、
本取組を通じて、ヘルスケアやライフサイエンス分野の
ベンチャーエコシステムを構築することを目指します。
相談の流れ
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1 相談先を選ぶ
innohubには、ヘルスケア分野や起業支援に精通したアドバイザーや、スタートアップを応援するサポーター団体が参加しています。 一覧から相談したい相手を選び、「相談する」ボタンをクリックしてください。
サポーター団体/アドバイザー -
2 相談内容を入力する
フォームに、事業の概要や相談したい内容を入力してください。
特に「困っている点」や「助言がほしいポイント」を具体的に整理して記入することで、希望する相談先とのマッチングの可能性が高まります。 -
3 マッチング成立後、連絡開始
相談リクエストが承認されると、マッチング成立の通知が届きます。
通知に記載された案内に沿って、サポーター団体やアドバイザーとの連絡をスタートしましょう。
InnoHub では、以下の5つの価値観を定めて活動しています。
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- 参画者がスクラムを組み、ヘルスケア産業の発展に寄与する
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- ヘルスケアVBなど相談者/アドバイザー/サポーター団体/InnoHubは、 対等な立場としてモチベーション高く参画する
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- あくまで主役は相談者・イノハブサポーター
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- アドバイザー/サポーター団体/InnoHubは、 批評者ではなく、相談者が前に踏み出すために何が必要かを常に考え行動する
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- 顔と名前がわかる関係で品格と熱量を保つ
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- 最終的には、人と人のつながりが重要
- アドバイザーはもちろん、サポーター団体、InnoHubも 顔が見えるような活動を目指す
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- スピード感を持つ
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- 参画者が有限である時間を有益に使えるように、遵守すべきことは遵守した上で、 スピード感のある活動を実行する
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- 専門・技術的な支援は既存専門窓口につなぐ
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- 知財、薬機法など 専門的なノウハウを有する既存の窓口と連携を密にし、専門性の高い相談は的確な先につなぐ
相談例
- 相談内容
- 医療機関に向けたサービスを開発中。資金調達に向けていくつかのVC等と面談しているが、VCがどのような観点で事業を見て投資を決めるのか、明確に整理・認識できていないと感じている。
今後の事業展開・拡大のために理解を深めたい。
- 解決案
- 「投資家がどのような観点で投資の是非や投資の大きさ等を意思決定しているのか」という観点でVC所属のアドバイザーとの面談を設定。上記観点と併せて自社事業についてのフィードバックを受けた。

- 相談内容
- 慢性疾患の重症化予防のアプリケーションを開発。ウェアラブルデバイスと連携させ、精緻なデータを取ることが可能。
特に保険分野を中心として、今後の事業拡大に向けた協業の可能性を確かめたい。また、保険分野以外も自治体など関心のある団体があれば今後の事業展開を検討するためにディスカッションを行いたい。
- 解決案
- いくつかの生命保険企業に対して個別にディスカッションの打診を行うのと併せてサポーター団体全体に広報。生命保険企業や手上げのあった団体とディスカッションを行い、うち1.2社とは具体的な協業に向けたディスカッションに進んだ。

事務局情報
- 事務局(委託先)
- ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
- TOKInnoHub@bcg.com
- 担当者
- ボストン・コンサルティング・グループ合同会社 川舟、関谷、高橋、田川