【ご報告】BioJapan 2019にてInnoHubの活動を発信しました! (前編)(更新日:2019年11月7日)
【ご報告】BioJapan 2019にてInnoHubの活動を発信しました! (前編)
2019年10月11日(金)に、パシフィコ横浜で開催されたBioJapan 2019内の経済産業省「ヘルスケア分野におけるイノベーション創出を目指して」のセッションにおいて、InnoHubの情報発信を行いました。
このセッションでは、InnoHubのこれまでの活動報告をさせていただくとともに、InnoHubを活用いただいているInnoHubアドバイザー・サポーター団体・相談者の皆さんと、InnoHubでのこれまでの活動内容や今後の目指す姿等についてパネルディスカッションを実施しました。
今回のInnoHubジャーナルではパネルディスカッションの様子をお届けしてまいります!
【ご登壇者】
<InnoHubアドバイザー>
・Kicker Ventures, LLC CEO 清峰正志さま
・LINK-J理事兼事務局長 曽山明彦さま
・オーガストネットワークス株式会社 代表 西村由美子さま
<InnoHubサポーター団体>
・株式会社メディヴァ/医療法人社団プラタナス コンサルティング事業部 林佑樹さま
・TC3株式会社 Topcoder事業部 事業部長 吉川達郎さま
<InnoHubのご相談者>
・Lea Bio株式会社 代表取締役社長 浜中康晴さま
・ハルメク・ベンチャーズ株式会社 代表取締役社長(COO) 松尾尚英さま
<InnoHub事務局>
・経済産業省 ヘルスケア産業課 係長 鈴木敦さま
・株式会社日本総合研究所 コンサルタント 川舟広徒(モデレーター)
これまでInnoHubにご相談頂いた皆さんは、どのようなきっかけでInnoHubを活用されたのでしょうか?
【浜中】
私たちは、アプリケーションサービスで、ベトナムの医療を変えて、医師と患者さんの心を豊かにしたいという思いで活動しています。
私が最初に考えたのは、資金調達をしたい、ベトナムでビジネスを展開するのであれば、共にビジネスを進められる企業と出会いたい、ということでした。これらどちらも満たすような窓口というのはあまり無くて、インターネットでInnoHubの存在を知って連絡したのが最初です。
【松尾】
私たちは現在、「おうちでドック」という郵送検査のサービスをダイレクトTo CとB to B to Cで行っています。
もともと我々は医療界にネットワークが無くて、レギュレーションの壁についてはいろんな人に相談して突破してきました。ただ我々のネットワークでは足りない部分をInnoHubに期待したのが相談をしたきっかけです。InnoHubと最初に話をした時に、スムーズに話が進み、その場で次のアクションにつながった、というのは利用して良かったなという実感があります。
InnoHubアドバイザー・サポーター団体のみなさんはInnoHubではどのような活動をされているのでしょうか?
【吉川】
私たちは、グローバルのエンジニア・データサイエンティスト・UI/UXデザイナーのコミュニティである「Topcoder」を活用したオープンイノベーション・コンテストにより、最先端のデジタル領域のスキルを持つメンバーとのコラボレーションを生み出しているのですが、もともとヘルスケア業界の外にいた立場からすると、ヘルスケア業界とのコラボはその壁が高いなというのは実感するところです。
InnoHubにサポーター団体として参画し、また実際に相談もしましたが、InnoHubではこのようなヘルスケア業界の壁を超えたコラボレーションを生み出したいという思いで参画しています。
【曽山】
先ほどの吉川さんの話はすごく好きで、「L x T bridge」というイベントをLINK-Jで主催していまして、ライフサイエンスとテクノロジーの人のつながりを作ることを目指しています。
ヘルスケア側の立場からすると、どうテクノロジーで解決していくかというのは大きな課題なのですが、なかなかテクノロジー側との交流点がないんです。こういった、業界を超えた人と人とのつながりを作ることをInnoHubでもやっていきたいと思っています。
【林】
ヘルスケアの業界はステークホルダーが多く、1企業だけで何かをやっていくことは難しいところがあります。例えば、コンソーシアムを組んで進めていくことが大事で、その手段としてInnoHubを活用したいと考えていますし、そういった活動をInnoHubには期待して参画しています。
【西村】
私のInnoHubでの役割は、頂いたご相談に乗る、ということなのですが、これまでの経験より、日本のスタートアップを米国等のグローバルマーケットにつなぐ、海外では定着しているけれど日本では新しいビジネスが日本に進出したいという時に日本でどうローカライズしていくか、といったことを得意としてご相談を受けています。
【清峰】
私もずっと米国でビジネスをしてきており、そこでの経験を還元したい、という思いでInnoHubアドバイザーを務めています。日本企業にとっては、日本の市場は居心地が良くてそれなりに規模もありますが、成長するためにはグローバルで成功することをデフォルトで考えないといけないと思っています。日本企業が世界に出て行くことをサポートしたい、という思いで関わっています。
→後編に続く